ゾイド第1話より 岩の下敷きになったガイサックのジオラマ
アニメZOIDS 1話より
バンを追いかけて、崩れた遺跡の下敷きになったガイサックを作ってみました。
ガイサックが埋まってるシーンを頭出ししてあります。
制作過程
岩を作るにあたって3Dモデルから自作、光造形3Dプリンターで印刷して使用しています。モデリングツールはZBrushを選びました。
サイズ感の確認のため熱溶解積層3Dプリンターで仮印刷。
塗装、ウェザリングをして完成。
ガイサック本体
1話の盗賊仕様ガイサックの塗装をします。
中古で入手したガイサック、ところどころパーツが足りてなかったので色々諦めて造形に関するテコ入れはなし。
コクピットはアニメでは窓枠ありで描かれているので、フチを残すマスキングをして塗装。
青と黒の塗り分けも、マスキングテープとマスキングゾルで。
それほど難しい塗り分けはなかったので楽でした。
はみ出しリタッチ楽にしたかったので、エナメルカラーの黒を使ってます。
砂漠のジオラマ
以前作った砂漠ジオラマがあったので再利用。
土地が若干足りてなかったのと、ぺったりで表情に欠けてたので改修していきます。
スタイロフォームでおおまかな形を作り、上からティッシュを重ね
木工用ボンドを水で溶いたボンド水でなじませていきます。
最後にタミヤの情景テクスチャーペイントで盛って完成。
岩のジオラマ
前述の通り3Dモデルを作成し、まずは印刷がお手軽な熱溶解積層型プリンターで印刷してサイズ感や個数の確認をします。
その後、光造形プリンターで印刷しなおします。
積層痕に目をつぶれば光造形は不要ですが、ジオラマで使うには積層痕が粗すぎて、死ぬほどヤスリがけしないといけません。
光造形プリンターで印刷後、ぺったんテープを使って岩を固定し雰囲気を確認します。
いい感じになってきました。
形が固まったので岩も塗装。
1色で塗るとのっぺりしちゃうので、ドライブラシとタミヤのウェザリングマスターで凹凸をつけています。
右がドライブラシ後
仕上げ
塗装や汚しが終わったので仕上げです。
岩は瞬間接着剤で固定。
隙間から関節を切り離した脚を差し込んで接着していきます。
ゼンマイのネジは異物感がすごいんですが
どうにもこれを切り取ってしまうと、ゾイドコアを抜き取って命を奪ってしまうような感覚に襲われたのでそのままにしておきました。
ウェザリングマスターの粉で微調整して完成!
使用カラー
本体
ジオラマ
使用した3Dプリンター
試作はAdventurer4
本番の光造形はPhoton Mono 4K
いずれも過去記事で紹介しています。
まとめ
岩のジオラマ、別に3Dプリントせず紙粘土で作ればいいんですが
今回は3Dモデリングの勉強をしたかったのと、あのころのゲームやアニメ特有の、画面から浮くような独特のローポリゴンさやリアルじゃないテクスチャーのCGの雰囲気を出したくて、あえて3Dモデルから作ってみました。
自分がモデリング初心者ってのもあって、過度にリアルな岩にならず逆によかったです。満足。
ゾイドは子供時代の大半を共に過ごした思い入れのある作品なので、大人になって自分と世の中の技術が進んだ結果
子供の時は無理だと思っていた作品が作れるようになってうれしいです。