3Dプリンター Adventurer4購入ログ

最近3Dプリンターで作るビーダマンがすごいことになっていて、自分もやってみたくて3Dプリンターを買いました。


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購入した機種

FLASHFORGEのAdventurer4という機種を買いました。だいたい1ヶ月くらいほぼ毎日印刷しています。
Amazonにも商品ページがありますが、プレミア価格なので公式代理店のサイトから買うのがよさそう。

GW明けに到着、すぐ発送されて届きました。
事前に寸法を把握して注文していますが、実際に届いてみるとめちゃくちゃでかくて重い。一度設置したら二度と動かしたくない重さ。

機種選び

まず自分は3Dプリンターや3Dモデルに関する知識がゼロです。
同僚に印刷した造形物を見せてもらったことはありますが、そのときは「へー。すげー。」と思っただけで何も調べていませんでした。
その状態でもさっさと印刷できるプリンターを探すことにしました。

最終目標はオリジナルビーダマンや、商品化されていないプラモデルを作ることで(要はガレージキット
我が家にはすでに塗装設備があるので、造形後に塗装しやすいものを探します。

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となると積層痕が少ない光造形方式の3Dプリンターを選びたくなるんですが、今住んでいる部屋数の問題で
自分の寝室にプリンターを置く必要があり、UVレジンアレルギーの問題も気になるし、飼い猫がレジンに触るとよくないので光造形方式のプリンターは除外。

積層型のプリンターをいくつか探していましたが、たまたま知り合いがAdventurer3を持っていてその使い心地を聞けたのと
ケース内で印刷できるタイプで、猫が触ってケガをすることもなさそうなのでAdventurerシリーズにすることに。

良かったところ

  • 届いてすぐのデフォルト設定で印刷がサクッと成功する。

付属のPLAフィラメントを使って、FlashPrintというメーカーが作ってるスライサーを使ったら素人の自分でも特に苦労することなく印刷が成功してめっちゃいい体験でした。


  • FlashPrint上や、FlashCloudと呼ばれるWebサービスを通じて印刷の様子が遠隔からカメラで監視できる

別室で作業中、たまにカメラで印刷の様子を覗いて「ふむふむ、うまくいってるな」と確認できる安心感。

  • 日本に正式な販売代理店がある機種なので、サポート体制が整っている(ように見える)のも良かった

後述するトラブルがあったときにメールで問い合わせしたところ、だいたい1営業日程度で返事をもらえてトラブルが解決できました。
自分は3Dプリンター初心者なので、困ったときに相談できる先があるのはよかったなと思いました。

3Dプリンターはパラメータチューニングできる項目がめちゃくちゃ多く、知識ゼロの状態でトラブルに遭遇すると
無数にあるパラメータを1つずつ調整しつつ何度も印刷を繰り返すことで時間と樹脂をロスしてしまうので、初心者にはサポートが受けられるメーカーでの購入を強く推したいです。

残念だったところ

3Dプリンター本体のソフトウェアに不具合が多いように感じました。

  • Wi-Fi接続状態で何らの理由でその接続が途切れてしまうと、プリンターのUIが固まってしまい再起動が必要になる。(印刷は止まらないので大きな問題ではないが)
  • 最近のアップデートで校正の不具合が発生しており、それが原因で印刷がうまくいかないことがある。

こちらは自分が遭遇したトラブルで、PET-Gのフィラメントを使い印刷しようとしたところ、FLASHFORGE製の純正フィラメントを使いFlashPrintのPET-G用設定を使っても印刷がうまくいかず
自力でいろんな情報を漁りつつパラメータチューニングをしたが、ラフトすらきれいに印刷できない状態だったのでサポートに問い合わせたところ発覚したものです。

自分はその時点での最新版である v2.1.8-2.1 を使用していましたが、サポートからV2.1.4-2.1を使うよう指示を受けてダウングレードしたところ印刷が成功するようになりました。
校正の不具合とのことだったのでダウングレード後に再校正を実施しましたが、結果の数値が数ミリ違うレベルだったので相当誤差が大きそうでした。

サポート自体は満足できる品質だったので、要望として「不具合を修正したバージョンを早く配布してほしい」「不具合を把握しているならアナウンスしてほしい」という2点を伝えておきました。改善されることを願います。

まとめ

値段は税込み10万弱と決してお安くないですが、総じて満足度の高い買い物です。
普段ソフトウェアエンジニアをやってる身からすると、現実世界で手に取れる成果物が出来上がることの感動はとても大きいです。

上に書いたように改善点はあるのですが、現状は解決し楽しく印刷できているのでさほど大きい問題ではないようと感じています。余裕で楽しさの方が勝るのでおすすめです。

以前UVレジン+おゆまるのプラモパーツ複製のときにも書きましたが、ビーダマンのマンガでガンマがやってたような自作パーツの設計・開発がリアル世界で実現できるので本当にすごい時代。 takanamito.hateblo.jp