「現場で役立つシステム設計の原則」を読んだ

この記事を書いたあたりから、よりDDDについて知りたくなって追加で読み始めた本

takanamito.hateblo.jp

業務におけるプログラミングでオブジェクト指向を実践するにはどうすればよいかを、ここまで具体的に書いてくれてる本は初めてだったので読んでよかった。

  • 1章からいきなりドメインオブジェクトの軽い説明と例示
  • 3章ではドメインロジックをドメインオブジェクトに抽出していく説明
  • 4章ではさらにその手前の、業務フローからドメインオブジェクトを見つけていく手法と、ドメインオブジェクトの育て方
  • 少し飛んで8章ではドメインオブジェクトとAPIレスポンスをどう対応させるかについて

この辺の話が印象に残っていて
特に4章の「ドメインオブジェクトの見つけ方」にかかれていた「業務の関心事の3分類 ヒト・モノ・コト」の話に関しては
普段自分が仕事で要件や仕様を整理する時に意識していたことが言語化されていて感動した上に
そこで整理したドメイン知識やロジックをいかにドメインオブジェクトとして表現するのかについて、DDDでいうとこの戦術的なアプローチが紹介されていて学びがあった。

またDDDの文脈からは少し外れるけど
7章では画面とドメインオブジェクトの設計をどう連動させるかの話の中で、複雑な画面のデータを表現するドメインオブジェクトを作るのではなく
ドメインオブジェクトに合わせて画面を分割/分解する手法が紹介されていたのもよかった。

技術的なアプローチではなく、そもそもの画面仕様を変更することを検討する内容で
同じような場面に遭遇する気がするのでその時に使えそう。

また4,9章ではそれぞれドメインモデルを見つける/伝えるにあたって必要な資料や図、ドキュメントについて
何が必要なのかが詳細に書かれていて、こちらは1年目に読んでると精度高くプログラム以外の資産も残せたんだろうなーと思える内容だった。

DDDを通じてオブジェクト指向を実現するためのテクニックや手法の解説

業務でアプリケーションを開発をする上で必要な勘所

の2つを解説してくれている、とても実践的な本でした。おすすめ。