Zガンダム1話のクワトロ・バジーナが追いかけられるあのシーンのジオラマを作ってみました。
吉本プラモデル部主催の模コン2022にこの作品でエントリーしています。
YouTubeのサムネ同様、力強く踏み込んでいるポーズが取れるとベストだったんですが
関節の改造なしでそこまで足を曲げることができなかったので少しググッと立ち上がってきているイメージでポージング。
これはこれでかっこいい感じになって満足。
制作過程
仮組み
アニメ版ガンダムは時代もあってディティール少なめでのっぺりとした印象なので、スジ彫りなどの加工は特にせず
合わせ目消し程度の加工で製作。
組み上げて早めに可動域の確認をしていました。
プロポーション的には1つ古いHGのmk-Ⅱの方が好みなのですが、足の可動域が狭く意図したポーズが取れなかったので新しい方のキットを採用しました。
ジオラマ制作
岩場のジオラマは経験がなかったのでYouTubeなどを参考にしつつ、スタイロフォームと紙粘土で土台を作っていきました。
鉛筆でざっくりと線を引き、カッターナイフでザクザク切って形を作っています。
最初は慎重に切り取っていたんですが、案外ザクザク切ったほうが全体像が見えてきて整形しやすかったです。
平面ができた後に小高い岩場を作り、最初に作った平面とつまようじを軸に連結しています。
スタイロフォームで形を作った後は紙粘土で面を作っていきました。
全体を紙粘土で作ってしまったせいで、乾燥後に繊維が毛羽立ってしまいました。
今回はラッカーパテを盛って目立つ毛羽立ちを抑えています。本来は石粉粘土などを使うとよいみたいです。
塗装
シンプルにグレーサフで下地を作った後に、クレオスのティターンズカラーを中心に塗装。
設定的にmk-ⅡはティターンズのフラッグシップとなるMSなのと、1話の時点では運用試験中ということでツヤを意識した塗装をしました。
エアブラシの圧を強めに設定し、垂れる寸前くらいまで塗って表面張力に任せます。
さすがにテカテカになるのは違うので、トップコートはせず半ツヤくらいの感じで。
クワトロ・バジーナのフィギュアは1/100 MSフィギュアをガイアノーツのピンクサフで塗装して、スミ入れをしておきました。
脇役ということで、それほど精密な塗装はしていません。半信半疑で塗り始めたもののピンクサフだけでいい味が出た気がします。
ジオラマとは0.3mmの針金で接続しています。
使用カラー
本体
- 水性ガンダムカラー(水性ホビーカラー シリーズ) ティターンズブルー1
- ガンダムカラー ティターンズブルー2
- ガイアノーツ GS-01 サーフェイサー エヴォ 50ml
- ガイアノーツ モデラーズプロデュース NAZCAシリーズ メカサフ へヴィ 50ml 模型用塗料 NP001
ジオラマ
本体同様、グレーサフとメカサフで仕上げています。
墨入れ
まとめ
アニメのお気に入りのシーンだったのでジオラマに挑戦してみましたが、完全再現とまではいきませんでした。この辺はもう少し根気がいりますね。(関節の加工とかやり始めると終わらなさそうで怖い)
とはいえ、ジオラマとしてそれっぽく仕上げる工夫を学べたり
スタイロフォームを使ったジオラマ作りが経験できたりと収穫は多かったです。
1番の反省は紙粘土の使い方で、表面まで紙粘土で仕上げてしまうと質感が岩とは別物になってしまったので、この辺は次回以降やり方を変える必要がありそうです。
全体はこじんまりとまとめることができて、巨大ジオラマにもならず飾る場所の確保にはそれほど苦労しなさそうなのがよかった。
その中にもストーリーを感じるようなジオラマを作れたことにはとても満足です。