全塗装 仮面ライダーW サイクロンジョーカー フィギュアライズスタンダード

前回のカブトに続けて、フィギュアライズスタンダード2体目は仮面ライダーW
前回はキャンディ塗装に初挑戦しましたが、今回は新たなテクニックとしてパーツの複製に挑戦しました。

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仮組み

ジョーカー側がややテカってるのが気になります。
あとはドライバーが赤1色成形なので嫌な予感。

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バストアップ

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作業工程

パーツはすべてゲート部を400,600番でヤスリがけ。気になるところは1200番のスポンジヤスリで整えました。
前回のカブトで600番までヤスリがけをするとだいたいの傷は塗装で消えるとわかったので効率アップを狙いました。

サイクロン側

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メインカラーのグリーンは2色塗装です。

  • メタルイエローで下地塗装
  • クリアグリーンで塗装

前回のカブトは下地として黒サフを使用しましたが、Wはサイクロン側の色が明るいことと時短を狙ってサフなしで塗装してみました。結果としては成功で時間短縮をしつつサイクロン特有の緑に黄色が混じったようなクセのある色味を再現できたと思います。

胸部、肩部、手首、足首のワンポイント部分は1色。

こちらは前回のカブトの反省を生かしてスミ入れ前にクリアでトップコートをしました。
無事にスミ入れの黒でにじむことなく塗装ができました。

設定通りのカラーリングでは胸部や手首、足首のパーツは太めの黒い縁取りがありますが、パーツの輪郭が強くなりすぎてどうも浮いてしまう感じがしたのであえて縁は黒塗装をしませんでした。

ジョーカー側

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こちらはさらにシンプルで、つや消しブラック1色だけで仕上げています。
カブト同様つや消しトップコートを吹いてもよかったんですが、自分の腕前ではどうしてもうっすら白く濁ってしまうので今回はやめました。

ワンポイント部は調色に少し苦労しました。

  • 銀 + クリアパープルで調色したメタリックパープルで下地塗装
  • クリアパープルでキャンディ塗装っぽく重ね塗り
  • クリアトップコート
  • スミ入れ エナメルセミグロスブラック

1手目のメタリックパープル調色が難しく、銀の量を減らしても減らしても銀が勝ってしまい、薄紫が出来上がるだけでした。ラメっぽい紫が作りたかっただけなんですがうまくいきません。
結果的に上からクリアパープルを重ねているので、これなら銀 + クリアパープルの塗り重ねで十分表現できたはずです。

しかし不幸中の幸いというか、結果的にはかなりいい発色になってくれました。
またサイクロン側とは違って縁取りの黒も塗っています。

トップコート後のパーツに、エナメルのセミグロスブラックを吹き付け f:id:takanamito:20210124233222j:plain:w300

溶剤を含ませた綿棒で中央部のみ塗料を拭き取ります。 f:id:takanamito:20210124233229j:plain:w300

本体のつや消しブラックと合わせるとこんな感じ。
イメージ通りの色になってくれたのでうれしい。 f:id:takanamito:20210124233246j:plain:w300

ベルト

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今回最も苦労したのがWドライバー塗り分け。

  • つや消しブラックで下地塗装
  • シルバー
  • クリアレッド
  • つや消しブラック
  • エナメルセミグロスブラック

クリアレッドを塗る工程のマスキングが鬼畜。モールドでごちゃごちゃしてる上に直線だけじゃないのでマスキングテープは諦め、マスキングゾルコンパウンドを使ったマスキングを試してみました。が、両方とも腕の未熟さもあってかうまくいきませんでした。

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マスキングゾルはマスキングしたと思っている範囲より少し広くマスキングしてしまい、写真向かって右のドライバーのように少しシルバー部がはみ出してしまっています。
コンパウンドも水溶性なのでマスキングで使えると思って試したんですが、モールドに入り込んで固着してしまって失敗。
やはり地道にマスキングテープで頑張るのがよさそうです。

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ガイアメモリは以前の記事に書いたように、クリアパーツとして複製を行っています。
takanamito.hateblo.jp

頭部

複眼はプレミアムミラークロームで裏からメッキ塗装。

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ボディ中央のシルバー部

真ん中に1本太いスジ彫り、両サイドに細いスジ彫りが入っています。すべてエナメル塗料で塗装。
スミ入れ用のエナメルブラックで塗装しましたが真ん中の太いスジ彫り内部の合わせ目が目立ってしまったので、筆でやや濃い目に溶いたセミグロスブラックでごまかしました。肉眼ではほぼわからなくなったので成功でしょう。

使用カラー

サイクロン側

ジョーカー側

ベルト

スミ入れ

トップコート

複眼

マスキング

まとめ

2体目ということで、時短も考えつつパーツ複製など新たなテクニックも試したので楽しく作れました。製作期間は1ヶ月ほど。
しかし時短を意識しすぎてか合わせ目消し後の処理が甘くガタついてしまったり反省点もありました。気になる箇所はサフを吹いて確認した方がよさそうです。

もともとWは真骨彫の仮面ライダージョーカーを持っているのもあって作る気がなかったんですが、吉本プラモデル部 男性ブランコ浦井さんの動画を見てクリアパーツの複製をやりたくなってしまいました。
サイクロン側の色味に関しても全面的に浦井さんの動画を参考にさせてもらっています。


フィギュアライズ仮面ライダーW 塗装してつくる!


プラモデルのパーツクリア複製に初挑戦!!

また他の細かい箇所についてはこちらの動画を参考にさせてもらいました。


ガチ塗装した結果 Figure-rise Standard 仮面ライダーW 解説とレビュー